こちらでは住宅塗装をする前に応急処置としてできる事をまとめました。
住宅塗装は高額な工事の為、なかなか踏ん切りがつかないのは当然です。更に塗装をする業者を探すのも大変です。そんな時に一時しのぎとして応急処置が出来る事をお伝えします。
- 経年劣化の種類
- 緊急性の把握
- やっては行けない事
- メンテナンスフリー
- 応急処置
1 経年劣化の種類
経年劣化とはその名の通り、経年により劣化をする事です。住宅の塗替え周期はおおよそ新築から10年目が目安と言われております。
近赤外線、雨、地震、台風など自然環境に常にさらされているので、だんだんと傷んで来ます。例えば鉄だと雨と酸素で参加して錆びます。この錆自体が経年劣化だと言えますね。
そしてこの錆を放っておくと、どんどん錆びていきます。なので本当は錆びる前に鉄に塗膜でコーティングする必要があるのです。錆びてからだと、その錆の除去をするのに手間がかかります。更に錆てる場所に塗膜を塗っても錆は残ってるのですぐに塗膜がめくれてしまいます。なので、経年劣化がどのような状況かを把握する必要があります。
2 緊急性の把握
上記でご説明しましたが、鉄が錆てきたのがどこまで進行しているのか?を把握する事が大切です。
鉄が錆びると穴が空き、そこに水が入る事でまた錆びて、場所によっては欠落するなんて事もあります。緊急性と言うのはすぐに処置をしないと行けないの状況を理解してないと難しいですよね。なので、住宅を診断する専門家である外壁診断士、外壁診断士、サイディング診断士、雨漏り診断士、外装診断士、ホームインスペクター、などその手の専門家に見てもらう事が確実でしっかりと点検してくれるのでオススメです。
塗装業者でも点検無料とかやっておりますがあくまでも無料診断なので内容はそこまでと思って良いですね。(各種診断士会社のご紹介)詳しくはこちらをお読み下さい。
3 やってはいけない事
応急処置としてやっては行けない事もあります。よく目にする事例のみを書かせて頂きますが、ひび割れや隙間に
【シリコンシーラント】
を使用し塞ぐ方をよく目にします。
こちらを外壁に使ってしまうと、この上に塗料を塗っても弾いてしまいます。
【シリコンで肉球を作ってみた】
この動画を参照にして頂きたいのですが、シリコンは塗料をはじく特殊な素材なのです。なので、基本的には完全撤去してから塗装をする事になるので壁を少なからず削り取ったり拭き取り作業をしなくてはいけません。更に、色が無いクリアーシリコンシーラントの
場合は見えない部分まではじくので、大変な事になります。なので、決して穴を塞ぐ際はシリコンシーラントではなく、変成シリコーンと言う【変性】の物を選んで下さい。
4 メンテナンスフリー
メンテナンスフリーと言う素材は、屋根で言うと瓦、外壁で言うと磁気タイル、レンガ積みなどが上げられます。ですが、メンテナンスがフリーと言うのはメンテナンスをしなくてはイイという意味では無く、メンテナンス周期が長いと思ってください。厳密に言うと瓦の場合は地震大国の日本だと大地震が来ればずれて、台風が来ればずれて落ちてくる可能性もあります。そして、磁気タイルと言うのも割れて来れば落下の危険性があります。レンガも同じです。
基本的に、この世の中にはメンテナンス完全フリーと言う物は無いので調査は必ずやるようにした方が良いと私は思いますね。
5 応急処置
そして最後に私オススメの応急処置をお話します。
壁にひびがある場合
- ホルダーGチューブ
- エアコンパテ
- 木工用ボンド
この3つで対応をオススメします。
ホルダーGチューブ
ホルダーGチューブはプロが使う外壁用充填剤です。下地調整にも使う物なのでその後塗装もスムーズにできます。
エアコンパテ
そしてエアコンパテはエアコンのホースを部屋内に引き込む周辺に穴が空いておりその穴を塞ぐ用の外部用粘度になります。これは固まらないので、適当にちぎり壁にペタペタ付けれるのでオススメです。不要になったら手で簡単に取れます。
木工用ボンド
そして最後は木工用ボンド。木工用ボンドは柔らかい素材の為、塗装をする際に削ればすぐに取れます。なので、気になる所があれば木工用ボンドをお試し下さい。
シーリングが切れてきた場合
こちらは上記のホルダーGチューブ、エアコンパテでも構いませんが、美観的にシーリング材でやりたい場合はシリコンシーラント以外のシーリングで補修してください。この際内部のシーリングを取り除き打ち替えるのがオススメです。
【シーリングの施工方法】
こちらの動画を参照下さい。
雨漏りしてきた場合
こちらは申し訳ありませんがすぐに専門業者を呼んでください。こちらは塗装職人である私らでも原因を探すのが本当にむづかしくすぐさま対処が出来ません。なので、雨漏り修理に特化した業者さんに調査依頼を出来るだけ早めにする事をオススメします。
まとめ
いかがでしたか?ちょっとした応急措置の方法をお伝えしましたが、あくまでも応急措置として考えて下さい。雨漏りは本当に困ったものでプロでも調査にそれなりに時間を要します。そして、あまりにも放置を続けてしまうと内部の土台が傷んでしまう為、そうなると内部から交換を余儀なくされる場合もあり余計な出費につながります。なので、なるべくお早めに調査をオススメします。
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