適した材料を適した所に使う事が大切。

塗料では適材に適した場所があります。それを適材適所と言います。その適材適所を知らないと塗装では本当に痛い目をみます。
例えばモルタル壁に硬い塗料を塗ればすぐにひび割れ、サイディングにモルタル用の下塗りを塗ればすぐに剥がれてしまいます。それは塗料の内容成分によって変わってくるのでこれは塗装業者は知らなくてはなりません。

  1. 適材適所で行わないとどうなる?
  2. もう塗ってしまった…。
  3. 塗装できないと言われた。
  4. 塀がふくれてるけどなぜ?
  5. コーキングの上の塗料が剥がれる

1 適材適所で行わないとどうなる?

例えば、モルタルの壁に乾燥後に固くなる塗料を塗るとします。そうすると割れてきます。原因はモルタル壁と言うのは地震などに弱く揺れに対応できない為にすぐ割れて来ます。なので下地が割れやすいので、塗膜は柔らかくなくてはいけないのです。
なので、その下地に適した塗料を選ばないといくら高級な塗料でも無駄に成ってしまいます。そんなことになったら残念ですよね。せっかく塗装するのですからね。

2 もう塗ってしまった…。

もう塗ってしまったと言う場合は、状態にもよりますが浮いてる場所を全て取り除かなくてはいけなくなります。いくら相性の悪い塗料でもくっついてしまうので、それを専用の工具や薬剤などを使って落としていきます。
この作業は塗装業界では恐らく一番大変な作業になりますね。なので、適した塗料を有料化塗装店にお願いすることをオススメします。

3 塗装できないと言われた。

住宅には塗装のできる場所と出来ない場所があります。要は密着性なのですが、アルミなどは塗装出来ないと言う塗装業者が多いですね。一応それ用のプライマーもありますがやはり他の場所の密着力よりは弱くなります。
なので、塗装ができないといわれたらその物質がアルミだと思いますので確認してみてください。

4 塀がふくれてるけどなぜ?

塀と言うのは地中にブロックなどを積み重ねてそこに塗装をかけていきます。そしてなぜ塗料が膨れるかと言いますと、内部の湿気が悪さをしてます。要は塗料で完全にコーティングされた塀の内部の水分は逃げ場をうしないます。なので、塀を塗る際は透湿性の高い塗料で完全を選択します。でないとすぐにふくれてめくれて来るのでこちらも確認しておく事をオススメします。

5 コーキングの上の塗料が剥がれる

これはほぼシリコンシーラントと呼ばれるシーリングが使われている可能性があります。シリコンシーラントはガラス周りや非塗装部分に使用するコーキング材です。なので、もともとやった業者が適正なコーキングを使わなかったことが原因ですね。

6 塗ったところがベタベタする

これは恐らく下地にある塗料と上に塗った塗料が何かしらの関係で化学反応を起こしてベタベタになってる可能性があります。本来であれば塗料は1日経過すれば乾きます。なので、塗った場所がベタつく場合は一回全て拭き取るか逆プライマーなどを塗って対処する方法があります。逆プライマーはベタつきの原因が可塑剤(カソザイ)が原因の場合のみに効果があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?適正に塗料を塗らないとせっかく綺麗になってもすぐに不具合が出てきます。なので、適した塗料を適した場所に使ってください。

ひび太郎の住宅塗装仮ノート

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