ノンアスベスト屋根の現状~一体どうすれば良いのか?~

今回は大屋根の瓦のお話をしたいと思います。瓦には沢山種類があります。

おおよその屋根の種類

  • ​スレート瓦
  • 日本瓦
  • 洋瓦
  • ガルバニウム鋼鈑(ガルバ鉄板の屋根)
  • わらぶき屋根(これは大昔)
  • 折半屋根(ギザギザした金属屋根)
  • 瓦棒屋根(鉄板の屋根)

大きく分けて上記の七種類に分けられるかと思います。わらぶき屋根は大昔の屋根なので今ではほとんど見かけませんがそれ以外は今でもあります。
そして今回はその屋根の中にふくまれる、スレート瓦屋根のごく一部の屋根についてお話したいと思います。

スレート瓦とは

スレート瓦とはコロニアル、スレート、カラーベストと一般的には言われている屋根材の名前です。

スレート瓦の写真

このスレート瓦は厚さが4.5㎜、内容成分は85%がセメントで、残りの15%が石綿で構成されています。

石綿とはアスベストの事

石綿とはアスベストの意味で何十年か前人気問題になった素材が、含まれております。なので当時その問題もあり、メーカーはそんな危険といわれるアスベストを抜いたのです。

(ノンアスベスト瓦の動画)
ちゃんねるひび太郎
https://youtu.be/z5jFibSzvuo

アスベストを抜いた事による弱体化

そんな危険なアスベストを抜いたことによる弱体化したノンアスベストスレート瓦と言うものが出回りました。
ごく一部の瓦の写真なのですがこれらはすべてノンアスベストスレート瓦です。なので、すべてノンアスベストの為、上記の動画と同じ様な耐久性になります。

塗装をした方が良いのか?

これは賛否両論になると思いますが、私は塗装をおすすめしません。実際この手の屋根の塗装を何度かさせて頂いたのですが、人が乗るだけで次から次へと割れて行きます。なので、こう言う実態があるのだと言うことをお客様に知って頂きたくここに書きました。

対処方法

この屋根を建ててから10年以内で間に業者を入れてなければ保証が降りる場合もある場合もあるみたいです。それは各メーカーの扱いも違うと思うので問い合わせで確認してみてください。それで、もし保証が無理だった場合は屋根のふきかえをオススメします。

屋根の葺き替えとは

葺き替えとはその屋根の上から板金屋根を被せて押さえるカバー工法と言う施工方法と、全撤去して葺き替えする方法とあります。全撤去となると撤去代金とホコリが舞うと言うデメリットがあるので、私は現時点で雨漏りをして修理をすると言う場所がない限りは、カバー工法をオススメします。

まとめ

今回はノンアスベスト屋根についてお話させて頂いたのですが、人類の為に開発されたノンアスベスト屋根が結局は被害を生んでしまうといった悲しい出来事です。私ら塗装屋も今後そうならないよう被害を拡大しないよう努めさせて頂き、材料の吟味をししっかりとした安心を提供出来るようにしたいと思っております。

ひび太郎の住宅塗装仮ノート

こちらのサイトは一級塗装技能士ひび太郎のメインホームページを作る際に一時的に保管するノートです。なので、まとまりが無かったり流れ書きになってはしまいますがご了承下さい。内部の情報はあくまでもひび太郎個人の見解であり主観なので参考程度にお読み下さい。

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