住宅塗装において作業の流れと内容をここではお話します。作業は基本的に流れ作業になります。
住宅塗装の作業の流れ
※下記の流れで流れ作業で行います。雨天は順延の場合があります。他に作業の前後も有ります。
足場組立→高圧洗浄→下地処理、シーリング→錆止め→養生(ビニールで汚さないようにする作業)→外壁、屋根塗装→養生はずし→付帯部(外壁に付いてる物)塗装、ベランダ床防水塗装→掃除、タッチアップ →検査→足場解体→周囲環境の確認→完工!!(順序が前後する場合有り)
- 足場組立
- 高圧洗浄
- 下地処理、調整
- シーリング
- 錆止め
- 養生
- 外壁、屋根塗装
- 養生はずし
- 付帯部塗装(ペンキ塗り)
- ベランダ床防水
- 掃除タッチアップ
- 検査
- 足場解体
- 周囲環境の確認
- 完工
※およそ25坪程度の一戸建ての塗り替えを想定します。
足場組立
(※組立 作業日数 約1日、作業人工 2人)
(※解体 日数 半日〜)
- 足場を何故立てるのか?
- 足場の種類
1 足場を何故立てるのか?
足場組立から工事は始まります。足場と言うのは塗装作業をする足場になる部分の事を言います。足場組立ては基本的に一日有れば組み終わります。住宅塗装では足場は必ず必要です。塗装をする場所によって作業職人が安全にしっかりと塗装する為に住宅に適した形を足場屋さんが組立てて行きます。
なのでやりやすく、より安全な足場が求められます。そして足場の側面には飛散防止用のメッシュシートを張ります。これも近隣に飛散させない為に必ず必要でこれが無いと周囲に撒き散らしてしまうのと、作業で扱う工具などがお隣さんへ落ちてしまうと言う事故なども防ぎます。なので足場は必ず必要だと言えますね。
2 足場の種類
足場材の種類も何種類かあります。一般住宅では単管足場、クサビ足場と言うのが主流で、今では安さスピードを兼ね備えたクサビ足場が人気ですね。単管足場とクサビ足場の違いは(足場のお話)で詳しく解説してます。
高圧洗浄
- 高圧洗浄とは?
- どこを洗うの?
- ひび割れがあるけど水が入らない?
- 雨の日に高圧洗浄出来るの!?
1 高圧洗浄とは?
高圧洗浄とは住宅を丸ごと専用の機械で圧力をかけたジェットで洗浄します。こちらの作業は職人1-2人で規模にもよりますが25坪程度の住宅なら屋根壁合わせて約1日程度で終わります。騒音もガソリン式コンプレッサーを使うのでそれなりうるさいです。防音型とかもありますがあまり変わりません。なので高圧洗浄の日程は前もって近隣に挨拶まわりをするのが一般的です。
2 どこを洗うの?
高圧洗浄で洗える場所は基本的に洗います。屋根、壁、ベランダ、サッシ、土間、塀などしっかりと高圧洗浄します。ついでに言えば車も洗えるし、汚い網戸なんかも圧を少し落とせば楽〜に落とせます。
3 ひび割れがあるけど水入らない?
ひび割れは基本的には表面のひび割れなので中に防水シートが貼ってあるので大丈夫です。ですが、雨漏りしてる住宅は雨漏り原因として何かしら問題があるので事前調査が必要になる場合があります。現時点で雨漏りして無ければ心配ありません。
他にサイディング住宅の場合はサイディングの板間の部分のシーリングが切れてる場合も同じです。内部に防水シートが施工されているので安心です。ですが、それでも心配だと言う場合は先に下地処理やシーリングをやってもらうという事もお願い出来るので専門業者にお願いすると良いでしょう。
4 雨の日に高圧洗浄は出来るの!?
良くお客様に言われるのでこちらに書かせて頂きました。高圧洗浄は雨の日だと周囲環境をあまり気にせず(洗濯物が干してあるなど)出来るので、かえって好条件です。雨が降ってるから高圧洗浄で不具合が出ることは無いのでご安心ください。理由は高圧洗浄での目的は外壁に付着したコケやホコリなどを取ることが目的です。なので雨が降ってようが降ってまいが全く関係ありません。なのでご安心下さいね。
下地処理、調整(1-2人半日-1日)
- 下地処理、下地調整って何?
- 下地が駄目だと言われました。
1 下地処理、下地調整って何?
下地処理は実は塗装作業で1番大切だと言われている作業になります。下地処理とは、外壁に有るクラック(ひび割れ)、欠落、シーリングの不良、切れ、屋根のクラック、シリコンシーラント処理(シリコンのお話)ブリード処理(シーリングのお話)などを行います。
それと、下地処理の中には、下地調整というのもあります。下地調整とは下地を塗装のできる状態にする作業です。この下地調整はかなり大切で、これがきちんと出来てないとこの上にいくらいい塗料を塗っても全く意味がありません。洗顔をしないで、いくら高価な化粧水を使っても効果が無いのと同じです。
下地処理はきちんと行う必要があります。
2 下地が駄目だと言われました。
このケースは大抵が下地処理や下地調整でどうにもならない状態だと思って下さい。塗装と言うのは簡単に言うとコーティングなのですが下地が不良だとコーティングすら出来ません。
それはどういう事かと言うと、例えば鉄のフライパンで例えましょう。鉄のフライパンは少しの焦げや錆などは削ったりこすったりすればもとに戻せます。ですが、錆が行き過ぎて穴が空いてしまうとその穴は塞ぐ事が難しくなります。小さい穴ならどうにかなるかも知れませんが、恐らく下地が駄目だと判断される場合は小さい穴ではなく大きな穴が空いてる事だと思ってください。
住宅塗装だと下地が駄目な場合は、駄目な箇所を取り除き新しく新設したりします。
シーリング(1-2人2-4日)
- シーリングとは?
- 三面接着とは
- 増打ち、打ち替え
- あいじゃくりって?
- 乾燥期間はどれぐらい?
- シリコンシーラントとは?
- ノンブリードとは?
1 シーリングとは?
シーリングとはゴム状の粘土みたいな物を外壁の隙間などに詰め込む作業です。このシーリングは乾く前は柔らかく粘土みたいなのですが乾くとゴムになります。これは住宅のパッキン的な役割なので効力を失った物は詰め替える必要があります。シーリングの種類も塗料と同じで1液タイプと2液タイプがあります。詳しくは(シーリングのお話)
2 三面接着とは
三面接着とはシーリング作業の間違った施工方法です。詳しくは(シーリングのお話)こちらでお伝えします。
こちらの3面接着の原理を知らない業者も中には居ます。3面接着はシーリングの耐久性を下げます。なので、こちらはシーリングをやり変える際は必ず覚えておくと良いでしょう。
3 増打ち、打ち替え
※増打ちと打ち替えの違い
増打ち(ましうち)
- シーリングの上からシーリングをかぶせる
打ち替え(うちかえ)
- 既存シーリングを取り除き新しくシーリングを新設する
このやり方は場所によって使い分けたりします。必ずしも全て打ち替えをしなくてはいけないわけではありません。外壁には様々な場所にシーリングが施されているのですがサッシ周りなどサッシの形の関係上、シーリングの撤去が完全に出来ない場合があります。なのでそう言う時はVカットと言ってカッターでVの字に切り込みを入れてシーリングを充填したりします。あとは外壁コーナーなどシーリングが痩せていて増打ちした方が効率がいい場合もあるので、シーリングの増打ちと打ち替えは臨機応変に考えるのが良いかと思います
4 あいじゃくりって?
あいじゃくりとは、サイディング住宅の壁の板と板の板の重ね目を言います。これはシーリングのない場所で良くお客様はここの隙間は雨が入らないのですか?と疑問を持たれる方も大勢います。
あいじゃくりと言う重ね目はサイディング取り付け時に下から張り合わせて来るので水が入らない構造になっております。ですが実際張り合わせが適正でなく隙間がかなり開いてる場合もあるので一概には言えませんがもし心配でしたらそちらも埋めてもらうと良いですね。
5 乾燥時間(約1日〜1週間 気温材料による)
乾燥時間は打ち替えだと1液シーリング材で冬場だと3日以上乾燥させます。なので冬場と夏場、1液タイプか2液タイプなどにもよります。2液タイプは反応硬化するので乾燥が早くなります。(シーリングのお話)
6 シリコンシーラント
シリコンシーラントとは簡単に言うと塗料をはじく熱に強いシーリング材です。シリコンシーラントは塗料をはじくので外壁塗装部分にやることだけは出来るだけ避けて下さい。シリコンシーラントは非塗装部分のお風呂場やガラス窓などに使います。シリコンシーラントが安価で丈夫と言うことで外壁塗装部分に業者さんでも使う人がいるので事前に確認した方が安全です。
7 ノンブリード系
シーリング材にはノンブリード製品に書いてある物があります。これはブリードしにくいと言う意味を持っております。
ブリードとはシーリング部分が汚れて来ると思ってください。そのブリードはシーリングの柔軟性を保つために使用される可塑剤(カソザイ)と言うものがにじみ出てくる事で起こります。ノンブリード製品はそれが含まれて無いものなので塗膜を侵す事がありません。例えば、白系の外壁を塗装する際にノンブリードでないシーリングを使うと最初は変化がありませんが日が立つとシーリングの部分が黒っぽく汚れが出てきます。なので、シーリングの増打ちや打ち替えをする時は、ノンブリードでやる事をオススメします。もし、もともとブリードしてる場所に塗装をしたい場合はその上に塗る「逆プライマー」と言う可塑剤移行防止プライマーと言うものが有るのでそれを塗ることをオススメします。
(ブリードとは)詳しくはこちらをお読み下さい。
錆止め(1人約1日)
錆止めは鉄部の下塗りです。この塗料は耐水性能が高い塗料なのでサビを止めると言う製品になってますりですが、逆に近赤外線に弱いと言うデメリットもあります。
錆止めは名前から推測すると、錆を止めると勘違いしてしまいますが錆を止めるのでは無く錆を出来るだけ起こさせない為に塗る塗料だと思って下さい。なので、すでに錆びてしまっている場合は錆を出来るだけ除去し、錆止めを塗装しなくては効力が弱まります。理由は(錆のお話)にて詳しくお話します。
気をつけるポイントは錆止めは外壁を塗装する前に塗る方が良いですね。理由は外壁を水性塗料で塗装する場合鉄部部分に水性塗料が絡むとそれが原因で錆びやすくなってしまいます。なので錆止め→外壁塗装が塗る順序として適正だと言えます。
養生
- 養生って何?
- 雨養生
- 車のカバー
- 植栽の養生
- クーラーや換気扇
- シャッターや雨戸
- ここは塞ぐな危険!
1 養生って何?
養生とは住宅塗装の際に塗装をしない場所や床などをビニールシートや布製のベトナムシート、ブルーシートなどで覆いかぶせる作業になります。この養生はしっかりとやらないと周囲を汚し掃除作業を増やしてしまいます。それどころか、掃除で済まない場所もあるので適正に養生をする必要があります。
2 雨養生(あまようじょう)とは
うちら塗装屋は上記の塗装ようの他に、雨が降ってきた場合にも即座に対応出来なくてはなりません。夏の天候が不安定な時の施工もある為、その時に、この雨養生は必要になります。
雨養生とは、屋根1番下部にある軒樋(雨樋)などから足場の方にビニールを張り合わせてテント状にして雨から塗装部を守る養生です。これは一分一秒を争うので熟練職人の技術の見せ所にもなります。この他に、似たような物だと飛散養生と言うものもあります。こちらも塗料が飛散するであろうと言う場所にビニールで傘を作ったり壁を作ったりします
3 車のカバーをする
塗装業者は車専用のカバーを持っております。塗装する時に周囲に有る車にカバーをかけさせてもらいます。このカバーはビニールタイプと綿タイプのものがあります。
車カバーを付ける時の注意として雨上がりや車が濡れている時ににビニールカバーを付けるとビニールの中の水分とビニールと太陽光で化学反応を起こして車に日焼け現象を起こしてしまう場合が有るのでそう言う時は綿タイプのカバーをかけてからビニールをかけたりと工夫が必要となってきます。
4 植栽の養生
植栽も養生しなくてはなりません。植栽と言うのはプランターであれば移動させるのが一番ですが地面から生えてたり移動困難の場合は養生を余儀なくされます。なのでその際はビニールで養生するのですが、植栽の場合はは注意が必要です。植栽は生き物の為ビニールで覆い隠してしまうと枯れてしまいます。なので植栽が呼吸出来るように養生する必要があります。
5 クーラーや換気扇は使える?
こちらもお客様から良くあるご質問で、養生してる最中はクーラーや換気扇は使用して良いのですか?と言う事なのですが、勿論普段通りご使用頂けます。クーラーの室外機には専用のカバーを使用したりエアコンが使えるようにビニールで養生し、換気扇も使えるようにしてあります。
6 シャッターや雨戸は使える?
シャッターや雨戸は普段開け閉めします。昼間は開けて夜は締めると言うのが一般的です。住宅塗装の場合は基本的に締めてもらいビニールで覆いたいのですが、お客様のご要望が有れば施工中も開け閉め出来るようにします。ですが、出来るだけ開け閉めできる場所は限定してもらえると助かるのが本音です。
7 ここは塞ぐな危険!
養生にも危険ポイントがあります。ガス給湯器をビニールで覆い隠すと不完全燃焼を起こして危険です。昔、不完全燃焼を起こして死亡事故も有ったとインターネットで見た事があります。(現在は聞きません)ですが、万が一何かあってからでは遅いですよね。ガス給湯器などは適正に養生する事が求められます。(ガス給湯器の話)
外壁、屋根塗装(2人3〜7日)
- 外壁塗装
- 屋根塗装
1 外壁塗装
養生が終わったらようやく外壁塗装が始まります。外壁塗装は基本的に下塗り、中塗り、上塗りと作業を勧めて行きます。そして下塗り材は外壁の素材の種類により使い分けます。例えばサイディングとモルタルでは使う下塗りが変わってくる場合もあります。(外壁の種類と適正塗料)詳しくはこちらをお読み下さい。
2 屋根塗装
屋根塗装も外壁と平行して行います。屋根塗装も外壁と同じで基本的には下塗り、中塗り、上塗りと塗って行きます。ですが、屋根の痛み具合によっては下塗りを2回塗る事もあります。そして屋根の場合は縁切り作業と言って、下塗りを塗る前、又は塗った後にタスペーサーと言う部材をさします。もしくは屋根塗装を全て終えたあとに縁切りします。(屋根塗装のお話)(屋根板金のお話)詳しくはこちらをお読み下さい。
養生外し(1人1日)
外壁、屋根塗装が全て終えたらビニールを外せる場所は外します。この後ペンキ作業に移るので全ては外しませんが、外せる場所は基本的に外します。このビニールが取れるとようやく形が見えてきます。
付帯部塗装(2人2-5日)
付帯部とは外壁に備え付けられている雨樋、換気フードなど、もろもろを言います。
塗装出来る場所は基本的には塗装させてもらいますが、お客様との打ち合わせ次第で変わってきます。(付帯部塗装のお話)詳しくはこちらをお読み下さい。
ベランダ床防水(1-2人1-6日)
- 防水層の種類
- 防水塗料の種類
- 保証制度
- 長尺シートとは
1 防水層の種類
住宅のベランダやバルコニーの床には防水層が施工されてます。防水層と言うのは必ず必要でベランダ内に溜まった雨水をドレンと言う穴に向って排出します。もしベランダの防水層が不良になると雨漏りにつながる場合もあります。特に屋上にある陸屋根と呼ばれる部分は注意が必要です。防水層の種類は(防水のお話)にて詳しくお話します。
防水層も種類も色々とあるのですが一般住宅だとウレタン防水か、FRP防水、シート防水の3つになります。
ウレタン防水=2液防水材で塗装する。
FRP防水=FRP樹脂を貼り、固めて2液防水材塗布する。
シート防水=防水層のシートを張る。
2 防水塗料の種類
防水を塗替えする時は防水塗料を選択しなくてはいけません。その塗料も適材適所と言って既存のものにあったものを選びます。
ウレタン防水、FRP防水、トップコートのみなど、やり方は沢山あります。詳しくは(防水のお話)こちらでお話します。
3 保証制度
防水工事も内容によっては保証をつけられます。保証が無いと心配ですよね。例えば、陸屋根の防水は失敗すると、とんでもない被害になります。なので保証もしっかりと完備した専門業者にお願いする事をオススメします。ちなみに、防水塗装は塗装の部類に入りますが専門性の高い技術なので、その専門業者がいます。塗装業者でも防水塗装をやっていますが、やはり防水専門業者が個人的には1番オススメですね。
4 長尺シート
長尺シートとは床に貼り付ける防水シートです。こちらはシート防水と似てますが、長尺シートの場合はシート自体に模様や滑り止めがついて居るシートを張り合わせる為、廊下やベランダ、バルコニー、階段部などに試用されます。結構お洒落なので個人的にはオススメです。こちらも専門性の高い仕事なので
(長尺シートのお話)詳しくはこちらでお話します。
掃除、タッチアップ
塗装作業が全て終わりました。最後に汚した場所はないか?塗り忘れがないかをくまなくチェックします。この時、業者にもよりますがエアコンのホースを巻いたり(雑工事のお話)、外壁に付属してて交換出来る場所をサービスでやってくれる業者もあります。後は足場のあるうちに施工後の写真も撮る業者もありますね。
検査(チェック)
塗装が全て終え、本当にしっかり施工出来ているか第三者の検査員が検査をします。
これは大手HMハウスメーカーによくあるものですが、チェックはかなり厳密に行われます。自社施工の場合は、チェックする第三者が居ない為、自社職人で最終チェックを行います。
足場解体
ようやく全てが終わり足場解体です。足場組立からあっという間か、もしくは天候により遅延したのか、色々とありますがようやくそれも終盤をむかえます。基本的には、足場解体の日は足場が倒れないように固定する壁つなぎや壁ジャッキ(支え棒)などで外壁に傷が無いかを職人がチェックしながらの解体になります。
周囲環境の確認
足場解体も終わり、周囲を汚してないか?ゴミは散らかして無いかを確認しながら清掃します。足場設置の際に移動させた荷物なども復旧していきます。
完工
全て作業が終わりました。お客様も足場が解体され見違えた外壁にうっとりする日になります。現場の流れはざっくりとですがこう言う流れで進んで行きます。工期の日数は25坪の住宅を対象に書きましたがあくまでも目安の1つにして下さい。住宅のやりやすさや既存状況にも左右されるので一概には言い切れません。なので何度もお伝えしますが目安で参考程度にお受け取り下さい。
そして、ここではざっくりとご説明した事も更に詳しく各ページに詳しく説明しておりますので、そちらからご確認下さい。
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